皆さんは兵隊さんが亡くなるとき、
例える花と言えば何を思いますか?
大体の方が「桜」ではないでしょうか?
歌にも、同期の桜などがあり映画やドラマでも
「桜のように潔く散る」などと言う、
台詞が何度となく出てきますので、
ついつい桜を思い浮かべてしまいますね。
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それも間違いではありません。
しかし、桜は陸軍の兵隊の御霊様が集まります。
やはり日本の花で馴染みがあり、
お花見もすることもありましたから、
懐かしんで集まられます。
では、海軍兵隊の御霊様は?
蓮や睡蓮です。
船に乗り海を勇ましく戦う兵隊さんは、
やはり水にちなんだ花に集まります。
水面に揺れる葉や花を自分に見立てながら…
そして、特攻隊や空に関わる兵隊の御霊様は、
赤い椿に集まります。
椿こそ散り際は、潔く一気にポトッと地に落ちます。
その様から、自分達に例えているのです。
私は散歩が好きですがこれらの花の時期に、
それらの花の近くを歩くと、
仲間を懐かしそうに囲み合いながら、
話に花を咲かせる御霊様達をみます。
つい見とれていると…
御霊様と目があってしまう。
すると睨まれる?と身構えると
「ニコッ」と笑って会釈して下さいます。
戦死されると、ほとんどの方のお骨は、
家に帰ることは無かったそうですから、
行き場のない皆さんは、
それぞれの花の季節に仲間と再開するのでしょうね。
なんとも微笑ましい姿が、余計に私を悲しくさせます。
今回は兵隊の御霊様のお話でした。
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