壁をすり抜ける女性

不思議な日記

私がまだ勤めていた頃、

男性同僚とカウンターで仕事をしていました。

ちょっとしたデスクワークはカウンターでやったりしていました。

カウンターの向かいは壁になっていて、

出入り口が無いのですが、カウンターすぐの右手に 出入り口があります。

そこからスタッフや人が出入りします。

 

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男性同僚とカウンターで仕事をしていた時に、

若いロングスカートを履いた綺麗な女性が

笑顔でカウンターに近づいてきました。

 

私は笑顔で「こんにちは!」と、挨拶したのだが・・・

男性同僚はびっくりした顔でこちらを見ました。

それからカウンター右手の出入り口に向かい

通路の左右をキョロキョロ見渡していました。

 

「杏子先生、今誰に挨拶したんですか?」

「誰もいませんけど・・・」とても不思議そうに聞かれました。

 

そう、私はやってしまったのだ。

 

他の人には見えない相手に挨拶してしまったのだ。

しかも、女性は出入り口がないカウンター向かいの

壁からやってきたのに、私は彼女があまりにも普通に見えたので、

「こんにちは!」と挨拶してしまったのだ。

 

男性同僚には、誰かいた気がしたから挨拶してみたけど・・・

気のせいね!とか、誤魔化したけど不思議そうな顔をして

しばらく私を見ていました。

多分、この人おかしいかも?見たいに感じたのかもしれませんね。

 

十分気をつけて行動しているつもりではいるけど、

たまにこんなドジもやってしまう私でした。

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