彼女とは、中学まではずっと一緒でした。
何をするにも彼女と、別の子達といつも、笑ってばかりいた。
恋の悩みとか親の愚痴とか…なんでも話せる仲でした。
先日、小学生からの一番の仲良しだった子が亡くなりました。
私の所には、いつもの笑顔の彼女の顔に体は蝶々と言う姿で現れて、
パタリと足元に落ちた・・・以前にも書きましたが良い知らせではありません。
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高校からは別の学校に進学。
まだ携帯なんて普及してない時代で、
よく手紙のやり取りをしていました。
今はあまりやらないだろうけど、文通でやり取りをしていました。
固定電話からだと、電話代が高くなって、
お互い親に叱られてしまうから、手紙でのやり取りが一番でした。
それから、社会人になり、お互いが結婚して家庭を持つようになると
・・・何故だろう?不思議と疎遠になってしまいますよね。
これは彼女だけに限らず、同じ境遇の人は多いと思います。
でも、年賀状だけはやり取りしたりして・・・
ふと、彼女が足元に落ちたときに、走馬灯のようにそんな事を思い出した。
多分・・・いや・・・きっと今から同級生から彼女の訃報がある。
私は覚悟しました。
数時間後、同級生の代表が連絡をくれました。
内容は聞かずとも解っていましたが・・・
お通夜・告別式の時間と場所だけはメモした。
同級生はこの連絡をくれた人が取りまとめるとの事でした。
その日私は、意識を集中して彼女に問いかけてみた。
何故?貴女は亡くなったの・・・病気や事故ではないわよね!
そう問いかけたら、こんな事したのが良かったか?悪かったのか?
今でも解らないけど・・・皆が悲しむ姿を見たら・・・
やってはいけない事をしたんだと・・・思ったらしい。
彼女は長年の鬱に悩まされ、薬を大量に飲んだ自死だった。
苦しくて辛い毎日から解放されたいが為に、死を選んだのだ。
告別式で、彼女の遺影と彼女の御霊を見つめながら、
ずっと私は彼女と話していた。
最後は彼女が旅立つのを見送り(成仏されたのを)ただただ、
冥福を祈りながら、会館を後にしました。
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