亡くなられた兵隊さん達がお花見

不思議な日記

日本は、今あちらこちらでお花見ブームですね!

我が家の周りも同じで、花見の会場は

どこも昼夜問わずお花見客で満員。

我が家からはお花見会場は歩いても数分で、

お花見するには最適な場所にある。

先日、お花見に行ってきた!
 

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やはり、会場は何処もかしこも人だらけで

シートが重なりあうかの様に敷かれて、入る隙間がなかった…

 

旦那がある一角を指差して「あそこあいてるぜ♪」と言う…

見てみたら、その桜の木の下だけ空いている。

丁度花見会場の一番端で、

何となく日陰でヒッソリしている場所だった。

 

見れば…10数人の兵隊さんが、座ってお花見をしていた。

偉い人(高い階級)を中心にグルッと輪になり、

笑いながら話をしていた。

襟とかの階級のバッチ?が着いていたから多分偉い人かと…

すると、ジーッと見ていた私の方を、偉い人が見た。

ハッと思ったが、彼はにこやかに会釈して下さった!

 

それからは、全員がこちらを見て会釈したり、

軽い敬礼して笑ったりしてくれた。

私は「何を見ているんだ!」

なんて、怒られるんじゃないかと、内心ハラハラ…

 

和やかな様子からは、この偉い人は優しく真っ直ぐな性格で、

部下達からも慕われているのが解る。

それだけみんな和やかだった!

 

周りの花見客からすれば、日陰で屋台からも遠いし、

隅っこで花見の場所には向かないと避けたのだと思う。

 

他はちゃんと日当たりが良くて、

芝生があって、お花見には最適な場所だった!

 

きっと日本で亡くなった方々ではないと思う。

だけど、魂だけはシッカリと日本に帰って来られたんだなと、

遠くから見つめながら思った。

 

今は銃を向け合う様な毎日や

死と隣り合わせなんて事は無くなった。

あの時代に辛く苦しんだのだから、

せめて皆さんの魂だけはこの時代で安らかに…

そう願った。

 

それからは、旦那にはあそこは日陰だし、別を探そう!

と、促して少しだけ空いていたスペースに

シートを敷いてお花見しました。

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